《1》PEGによる保存処理
1 |
木材に付着た泥
や汚れの洗い落 とし。特に割れ目 や隅の洗浄を丁 寧に。 |
2 |
木材に傷が付い
たり、あるいは 変形しないよう 布を巻き付け、 支持板を添えて 補強。 |
3 |
通常の出土木材
では、最初に準 備するPEG水溶 液の濃度はおよ そ20%。 |
4 | 保存期間の設定
遺物の保存状態をよく
観測し、保存処理に必 要な期間(通常は年単 位)を設定計画。 |
5 |
重要事項はPEG 溶液の濃度管理。 赤外線水分計は 簡易で迅速な濃 度計。 |
PEG含浸装置![]() |
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万能簡易型含浸装置
形 式 | PS−120型 |
有効内寸 | 400W×1200L×250H |
外形寸法 | 455W×1370L×45H |
加熱範囲 | 常温 〜 90度 |
電 源 | 100V 1.5KW |
備 考 | 移動、設置が簡単です |
《2》真空凍結乾燥装置による保存処理
1 |
雑な形のもの が多い。洗浄は 丁寧に。木簡は 墨書部分を注意 深く取り扱う。 |
2 |
乾燥は可能だが、 事前に溶液や樹 脂をしみこませる 前処理法が効果 的。 |
3 |
晶を大きくしない ためには、極力 低温で、急冷す るのがこつ。 |
4 |
は高いほどよい。 コールドトラップの 温度は低いほど 乾燥能率がよい。 |
5 |
は、遺物の重量 が一定になった とき、真空上昇 が止まったとき。 |
![]() 小型 ![]() 大型 |
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